2008年6月27日金曜日

6月21日 @列車内


6月21日@列車内
奇数日に発売されるアクタウ行きの列車のチケットは21日、23日と共に完売していて、いつチケットが手に入るかわからないと言われた。
いやいや、それでも僕は行かなければならないのです
朝の6時過ぎに一日一本アクタウ行きの列車は来ます
行きました、駅、バックパック背負い駄目もとで。
そしてむりやり乗車。
各車両ごとにいる駅員のうち、一人と賄賂の交渉をする。
言い値15000テンゲ(140ドル)から6000テンゲまでディスカウトに成功!(定価は4000テンゲ)

ここから、長い過酷な50時間の列車旅が幕を上げた。。

案内された、場所はベニヤ板を敷いた2畳くらいのスペースが二段、そしてその上に荷物置き場のある、狭い、風通しの悪い場所だった。
そして男は僕にこう言った、

「ここに8人から10人で寝てもらう」
「・・・ハイッ?」

どうやら僕と同じ理由で乗車した輩がほかにもいるらしい。
日中の車内は40度近くまでになる
肌と肌は触れ合う
汗は滴る
空気は淀む
時間は僕をもてあそぶかのようにゆっくりといじらしく進んだ
密入国するときって、こんな感じなのかな・・とか体育座りしながら弱気になった。
でも人間は環境に適応するように出来ていて、二日目は幾分か慣れ、車窓からうつろう風景と、ほかの輩との食事を楽しんだりする余裕が出来た。
列車がアクタウに着いた23日、早朝。
新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込む。
太陽はまだ眠たそうにうなだれ、夜の闇と入り混じり、空は優しい色で滲んでいた。
とうとう、着いたんだ、アクタウに!
今まで下車したどの町よりも期待に胸が膨らんだ





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1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

50時間。。

妄想だけで世界一周できちゃうね!