2009年2月20日金曜日

グダグダ日記

19日、少し遅めに起床をし朝兼昼飯を食べる。

静かなるマイブーム、温野菜とアンチョビパスタ。

ゆっくり味わっていたら時間がなくなりリュック片手に急ぎ足で飛び出した。

曇り空から太陽が鈍く鉛色に滲む、その日差しは

僕の中での「ロンドン」をイメージさせる。そんな一日がゆっくりと始まった。



バスの中で

いつもと同じ時間にいつもの25番バスに乗り込んだ。

見慣れた顔もちらほらいるが、僕はまだまだ新参者。

席についたとたん変な臭いがするとおもったら

隣のカップルが、フライドチキンとマヨネーズたっぷりかかったポテトを

貪り食ってた。

口の中でチキンとマヨネーズが気持ち悪く混ざり合ったその口で

スペイン語をまくしたてるように会話してるそのボックス席に我慢できず、席を替え、胸クソ悪い空気を換えるため、窓を開けた。
新鮮なひんやりした空気が車内を浄化し始めたころ、

なんとなく、イギリス人が個人主義だといわれる所以を考えていた。

何ヶ月か前にイギリス人に言われた言葉が耳の奥の方でよみがえる。

「達也のいうイギリス人て、なんなの。」

この言葉を発したのは、血統でみても完全な「イギリス人」の血を引いた友人で、

その問に込められた真意を汲み取れば

英語が喋れて、イギリス国籍がある。

それをイギリス人と呼ぶならば、彼らはどうも(?)に感じるということだろう。

具体的にいえば、インド系イギリス人であったり、ほかの有色人種が多数いる中で

純潔のイギリス人が多いのはゆるぎないが、彼らもまたイギリス人であり、

そこで、イギリス人とは~。とかイギリス人だから~という方程式は

日本のようなほぼ単一国家と比べると難しい、むしろその発想すらないのかもしれない。

法で認められた「イギリス人」であろうと、そこには多様な色があり、価値観がある。

そこでの共通理解を図れるのは「法」だけであり、「心」が通わせることは中々難しいのだろう。

経済の効率性を高めるための一つの選択肢である、多民族国家の課題は上で見れば管理システム、底はこのコミュニケーションが課題となる。

話は戻るけど、

日本だと電車の中で携帯で話してるとサラリーマンと若者が殴り合いの大喧嘩になるようなことでも

こっちだと、どれも日常茶飯事だ。もちろん日本と同じでトラブルになることもあるんだろうが

この光景の母数のケタが圧倒的に違う。もちろんロンドンの方が多い。

大きな声でコーラを飲みながらにぎやかに喋る黒人の少年たちは

飲み終えた空き缶を平気で車内に投げ捨て、

忙しそうにインドなまりの英語を流暢に話すビジネスマンもいる。

ファーストフード食ってるやつもいるわけで、

床には新聞紙が散らばる。

不快におもう人もいるんだろうけど、怒ったり、注意するような人は少なくとも僕はまだ見ていない。

日本人のオッサンが、若者注意するのは

日本独特の道徳に基づくものも少なからずもあるのだろうけど

結局はそこには、よくも悪くも「仲間意識」が働いている。

もし仮に、山手線の一車両に対し、乗車する外国人の数が10倍に増えてみたらと考えてみれば

簡単で、車内はもっと騒がしくなるし、汚くなるし、オッサンは言葉を飲み込み、中刷りを眺めるだろう

それがいいとか悪いとか、そんなんが言いたいんじゃなくて。

電車のドアが開いたとたん、

よーいドンで喋っちゃいけないゲームが始まる東京の死んだ車内と、

よーいドンなどそもそもなく、

どこでもガヤガヤしちゃう彼ら、

どちらも両極端で、良し悪しがあるし、居心地のよさは人により違う。


イギリス人が何故個人主義といわれるのかを、言葉だけ認識してた僕はここにきて

なんとなく見えてきた気がした。



学校で

フランス人は、授業に関係なくとも、自分の知識を見せたがる。

スペイン人は、自分の主張を見せたがる。

トルコ人は、悪ふざけをしたり、茶化したり、トルコ人同士で盛り上がる。

イギリス人の先生は、アメリカ人の話す英語を小ばかにする。

タイ人と韓国人は比較的静かに授業を受ける。

日本人は、熱心に電子辞書を引く。

僕はその日の気分で変わるから無国籍。

「学ぶ」という姿勢が共有できるのは、アジア圏。


ズル休み

どうにもこうにも気が乗らなくて、昨日初めてズル休みした。

次の日学校にいったら、みんなに聞かれた

「達也、昨日はどうして休んだの?」

「達也、昨日はいなくて寂しかったよ」

先生すらも

「達也がいないじゃないのエブリワン、なにか知ってる?」

て聞いてたらしい。

みんなだってしょっちゅうしてるズル休みだよ、とは言えずに

神妙な面持ちで

「体の具合がね・・・」ととっさに嘘ついた。

たった一回休んだだけで、こんなに質問攻めにされるなんて。

自分のために、英語を学んでいる僕だけど

ルーティーンしたこの生活に、楽しく向き合えない時もたまにある。

でもそれはそこに通う人の多くが抱える生活のリアルであって、僕だけじゃない。

その中で、僕に会うのを楽しみにしてくれる友達がいる、というのはモチベーションを維持させる

小さな喜び。


泥の香り

ロンドンに来て3ヶ月がたつけど、

ふと思い出す旅の光景にいつも其処に在るのは、空と地平線しか存在しない荒野だったり

活気あふれる列車の風景だったりする。

懐かしくおもうのは、多分、今の僕がもてていないものに

恋しさを覚えているからだろう。

最後に土を触ったのは、目にしたのはいつだろう。

果てしなく続くかと思わせるアスファルトの上を走る真っ赤なバスの中で

心の中の郷愁に意識をトリップさせる。


ライフスタイルの変化

僕だけじゃなく、人間の。

家に帰ると、みんなパソコン触ってる。

ご飯食べたらまた続きを見始める。

テレビはなくても、こんな世の中ネットでいくらでも見つけ出せるから。

パソコンだけで、なんでも出来ちゃうこの便利。

人間が失いつつあるものはなんだろう、と漠然と

横一列に座ってパソコン触ってるみんな眺めて考えてた。

間違いなく言えるのは、想像力の欠如。

クリック一つで正しいとはいえないが一つの答えにたどり着けるインターネットは

思考能力を欠如させる。それは携帯の普及で漢字が書けなくなってきているのと同じで

便利の犠牲になるだろう。

雑誌でいう、紙をめくる質感が好きだとか、ペンを持つ感覚が好きだとか

そういうアナログな部分は文化遺産を守るのと同じで、大事にしたい。


100年前の人間がこの光景を見たら、どう思うのだろう。

たくさんの人間がただ1点を見つめて定位置に座り続け、独り言をいったり、

にやにやしたりして数時間過ごしているのを目にしたら。

そもそも、100年前の人たちは自由な時間をどう使っていたのだろう。

そもそも、僕たちはパソコンがなかった時代の夜を、どう過ごしていただろう。

携帯がなかった時は?

地元の駅もそう、東京の大都市もそう、其処に昔なにがあったか、を

思い出すことが出来なくなるくらい、目まぐるしく生まれ変わる。

都市開発は、地下と空の両方に焦点を合わせ、

シンガポール、台湾との競争に負けないために、

ますますこれからの日本は変わる。

局所集中の東京は、さらに激変するだろう。

その流れは、もう止まらない。

街が変わる、便利が変わる、僕たちはどう、変わる?



かくいう僕も今日はメモとることもなく直接パソコンにカタカタしてる。

明日は、華の金曜日。うしゃ!!

2009年2月18日水曜日

SAKE Problem

ロンドンでは夕方になると、町中で無料の新聞を配ってくれる。


まだまだな英語力を鍛えられるし
暇つぶしにもなるので
帰りのバスの中で、読むのが習慣。


今日のビックリした記事について、
勉強を兼ねてブログに載っけときます。


今日僕がビックリしたのは、
コレ。


中川財務大臣の一連の報道。



●BAD MEDICINE FOR MINISTER

Shoichi Nakagawa, the Japanese

finance minister, resigned today after

he appeared to be drunk at a G7 news

conference in Rome.The 55-year-old

slurred his words and looked to have

fallen asleep. He claimed he had drunk

just a sip of wine and said medicine for

a cold had affected his behaviour


(意訳)

日本の中川昭一財務相が今日辞任した、

ローマで開かれたG7の記者会見の際酔っ払って現れたのち。

55歳の中川氏はろれつが回らず、途中寝入ったようにも見えた。

中川氏は、ワインをちびちび飲んだだけで、風邪薬が彼の振るまいに

影響を及ぼしたと主張した。




−−−−−


どんだけ風邪くすり飲んだんですかね。

大事な記者会見を前日に控えて
一生懸命治そうと、がんばっちゃったのかな。

たくさん飲んじゃったのかな。



と茶化すのはやめといて、

やれ麻生内閣の支持率が最低だ
とか、失言だとか、
日本から流れてくる政治は政治じゃなくて

もうどれもこれもが、バラエティーみたいですね。

今回のはその痛恨の出来事といえる。
具体的な私見をここで述べるのは必要性を感じないのでしませんが

なんかこう、もっとうれしいニュース、聞けないもんすかね。。

外から見た日本は、まず、製品が先行し、
次に来るのは、変わったカルチャー。(オタク、マンガなど)
そこに、日本人を具体的に想起させる情報が欠落しているように見える。

訪れれば東にたしかに日本はあるけれど、
経済第2位の国であるけれど、
それらはすべて、世界経済の中の日本であり
本当の意味での世界では影が薄い。
それはここが、西欧社会の代表的な都市でもあるからだろうけど。

イギリスに居る僕は、例えば他のイギリスにいる日本人がイギリス人を
殺したり、なにか事件を起こしたとしても、
気の毒には思うが

日本人として、謝ることはしない。

もちろん、それに対して、相手側、つまりイギリス人側からみた
「日本人」に対しての印象は悪いものではあるだろうけど
(それも、もちろん、そういう捉え方をするイギリス人、もしくは他国籍者に限る)


日本の恥だ

日本人として

と過去の日本人の精神性を使って
今の日本人を捉え、批判することはもう(今は)難しいから。


悲観的ではなく、客観的に。
僕は大学の卒業論文でその手の研究、
つまり日本人と日本人の精神性の変容について
を提出していて、
僕の持論があるので、少しずれてるのかも知れないけど。。



そんな酔っぱらってるなら
まがりなりにも国の代表でもあるんだし、

大病煩ってとか
なんとでも言って欠席した方が外目はまだマシなのに。

なんかこういうトピックは僕のこのブログには適していないので
もう書かないと思います。


それにしても、ビックリしたー

アノ発言には、
友人の発言には。



一緒に居た友人【記事を見て】

「おお、麻生さんじゃん!!!」




あぁービックリしたー。笑




最後にそのニュースを英字幕付きでのせて締めくくり。


2009年2月16日月曜日

Daily Photos 〜V-Day , Birth day party〜


人生で一番縁と関心がない、祝い事

バレンタインデー。

週末は、バレンタインと友人の誕生日パーティーがあり
それに追われた2日間。



日本では男性から女性にチョコを贈る
というのが
はやり!!
となんとも奇妙なニュースをネットで多々目にしたけど

結局は
売り手側がチョコをがんばって買わすために
逆転の発想を使って
プロモーションしただけなんだろうな、
なんて思いつつ、

渡された女性は、どんなリアクションとるんだろう
と想像してみたり。

成功したんですか?

輸入文化をここまで変化させて
継続させてどうするんだろう。

ホワイトデーは?

文化が大衆から変わるのではなく
上から作り、塗り替えられるものは果たして浸透するもんなんでしょうか。

来年は、父から娘へ!
ですかね。

アホかって。

でも、みんながそれで楽しく過ごせる装置になるのは間違いないので
しっかり楽しんでしまいましたが。

今日は疲れているからか、あまり書いてて楽しめてないけど
でも
こんな報告でも時間が経てば
読み返すときが楽しいもんでしょうと
気持ちを切り替えて、

一気に写真で


誤摩化します!!笑


学校のみんなで、バレンタインパーティ。
普段は、クラスや時間帯が違くて
交流の持てない人たちとも
一緒くたになってのパーティ。

英語圏ではないモノ同士が
イギリスで、あまりうまくない英語を使いながら
話すというもんは、その行為と空間だけで
なんか親近感がわくもんなんですね。

世界にはいろんな国があり、
言語があるけど
イギリスはその中でも多民族国家であり
町中の国籍の数は、アメリカ同様
非常に色豊かだ。

その中で、本来ならすれ違いコトバをかわすことのないであろう人たちと
学校が一緒なだけで
一つの共通項となり
打ち解け合えるというのは
すごく当たり前のようだけど
不思議ですね。

日本では出身大学が同じもの同士が
会社などで仲間意識をもつというのは
聞いたことがあるし、実際に職場でもあった。

この「仲間意識」てなんなんだろう。
ある一人の人間が持つパーソナリティが多ければ多いほど
その人は、より多くのそれぞれのコミュニティーに属する人たちとの交流がはかれる。

その中で、次に求められるのは
そのコミュニケーションの場で求められているものを
見抜き、それを的確に表現する力。

社会では対人折衝能力といい、
平たく言えば、
打ち解けられる力。

旅というのは、非日常的な数でやってくる
出会いの連続の中で、空間を移動するものだともいえる。

お互いの限られた時間の中で、
気の合う奴だ!という直感がわいたら
旅人は、全開でそのひとと向き合う。

そのセッションがうまく行けば、
それはかけがえのない、旅友になるし
生涯にわたって友情が育めるかもしれない。

その可能性をに気づけずにいたくないし
気づいたとしても、形に残すことが出来なかったら意味がない。

だから、僕はいつも出会いは全力だ。

そして、楽しむ。

結果がどうであれ、
楽しむ。

それが出来なくなったら、僕の旅は旅である理由がなくなる。

だから僕はもっと、もっと、自分にもとめてしまう。

パーソナリティの幅は、
もちろん、自分の周りに居る人と、
環境に大きく左右されるけど

自分で増やすこともできる。
表現能力と、知識でまかなうことができるんじゃないかと思っているからだ。

目立つ人でなくていいから、
大切だ、大好きだと思った人の心に残るひと、

そういう人に、わたしはなりたい。
(恥ずかしいから宮沢賢治風に)


だから、この週末は、今までにないくらいの出会いがいっぺんにやってきた
特別な2日間で、正直疲れたけど、
楽しかった。






















土曜日の夜はフラットメイトのあきくんの誕生日。
もうひとりの、ゆうじくんと二人はもう2年近くロンドンに住んでるから
仲もよければ、日本人の友達も多い。


この日は、フラットに20人を超える人が祝いにやってきて
賑やかだった、賑やかすぎた。

こんなに日本人いるのね!て
びっくりした。

ロンドンに住んでる日本人は、
芸術、音楽、服をやっている人たちが
多く、歳もみんなほとんど同じで、
こんな規模で、似たもの同士が集う機会もそうそう日本でも持てないんじゃないかな。





さすがは、芸術家卵たち。
センスがよい贈り物。

あけたら、バレンタインもかねてチョコがぎっちり。









合同誕生日会の主役たちに入刀してもらう。



あきくんとゆーじ君。




僕もしっかり楽しんだけど、この日は
なるたけ裏方に回った。

みんなものすごい勢いでお酒飲んでるから危険な香りを察したからだ。


予感は的中し、
お酒の補充やらテーブルの整理に加えて、

便所の交渉人兼ヘルパーになった。

鍵かけてそのままねちゃうやつもいたりで、
おしっこしたいしたいとわめくやつもいて

そのために、僕は必死。
「ね、ほら、ちょっとでいいから出てみよう。
だから、ね、ほら鍵あけて、お願いだから。」

ゲロに加えてお漏らしの世話まではごめんだ。笑




異変をきたしているものがいないか周りに注意を配らす。

気分はもう、ライフセイバーだ。

一人、また一人と帰宅し、又、泊まる人たちをしっかり寝かしつけてから
僕も就寝、
次の日の日曜日は、
散らかった部屋の
掃き掃除、モップがけ。

忙しかったけど、
みんなほんとに気の合う人たちばかりで、
久しぶりに楽しい宴だった。

いやしかし、疲れた。

あきくん、お誕生日おめでとうございました。

明日から、切り替えてまた勉強がんばります。

そいじゃまた!
月曜は憂鬱だけど楽しんでいきましょ!

ういうい〜

2009年2月11日水曜日

Daily Photos 〜先週の雪から今日まで、ロンドン〜

ども。今日はたらたらな感じで書きます。

大雪で幕を上げた先週から1週間とちょっと。

その間に書きためた、思考ノートのまとめを
書き綴ろうと思うにも、十分な時間が用意できず
今日に至る。

フラットに移ってから、
学校に通い、
交友関係も増え、
生活のために必要な炊事や洗濯、掃除などなどを
こなしていると、1週間なんていう時間はあっとゆーまに
過ぎ去る。
幸い、僕のフラットにはテレビはないから
あ、この番組見てるってことはもう「1週間」たったんだな
といった感じに時間を受け取ることはなく、
スケジュールをたてたものを
見つめて、具体的な予定として組み立てるときに、
それが溢れだしてしまうかのような感じに、
1週間の時間の厚みをまるまる受け取る。

用は、多分、自分の用意したタスクに時間が十分に足りていない
ということなんだと、思っている。

それでも、今の僕には、暇の中から見つける目標よりも
それなりの忙しさの中で、こぼしながらも目標を設定し、
こなしていくくらいのほうが、日々にめりはりがあり心地よく感じる。

【日本で仕事や、研究してる友人らと比べると
アホみたいに暇なのはさておき。】


先週のハイライト

悲劇の休講の翌日、
降り続けた雪はやみ
陽の色がやさしく白とにじむ朝が始まる。

午前中はストレッチ、シャワーを浴びて、
朝食を作るのが日課。
ありがたいことに、みそも醤油も米も、その他調味料も揃っているので
基本的に朝食もご飯炊いたりしっかりとした料理を作ることが多い。

そのあと、学校に行き、夕方まで授業を受ける。

真っすぐかえることもあれば、友人とセンターでお茶したり
買い物したり(見るだけ)。

夜フラットに帰り、まず取りかかるのが夕飯作りで、
ビール片手につまみながら、気分転換で
のんびり料理。

他の同居人は、自分で作ったり、油ものしたり、
じっくりコトコト煮込んだ系を作ったりするが
僕は基本的に、朝も夜も、料理は好きだがそこまで時間は
さきたくないし、めんどくさく感じちゃうので、それにあやかることもありますが、
自分で作るときは基本的に
洗い物も少なく簡単なもの(かつ、おいしい)を作るように心がけている。

夕食をとり終わるのがだいたい9時過ぎで、そのあとは
宿題したり、ネットで情報収集したり、
みんなでだらだらしたり。



奥に見えるオブジェは、雪が降り積もって外に出るのが億劫だったときに
始めたロウソクアート。

かれこれ15本は使ったと思われる龍の制作も
雪がやみ、他で忙しくなると、自ずと作業が遠のいてきた。

完成させて帰国するのかな。。。
なにもない夜はそのまま就寝。
この写真みたいに、友達招いて夕飯食べることも有れば、
外に出かけることも多い。

この日は、日本食をもてなした。
4時間近くかけて用意した、
ちらし寿司、巻き寿司、にぎり寿司、ふろふき大根、茶碗蒸し、
お好み焼きは、どれも好評で、みんな気持ちよく平らげてくれた。

でも、前に日本でアメリカ人の知人に茶碗蒸しをごちそうしたときと
同じで、どうにも、アレだけはリアクションが悪く、
1口で「ごめんなさい」だった笑

なんなんだろう。
見た目はあったかいプリンみたいだからか、
口に含んだときのギャップが大きいのかな。

ちなみに、そういうとき彼らは「まずい!」とは言わずに
「(味が)インタレスティングinteresting」
と表現することが多いです。
その言葉を聞いたら、間違っても喜んで、
もっともっと!
と薦めないように気をつけましょう。
ギヴアップの優しい言い回しです。





朝ご飯。
最近の定番となりつつある、ご飯、みそ汁、温野菜!
野菜切って、鍋で蒸すだけだから簡単、しかもうまいときたもんで。

蒸気に使うお湯を入れるときに、一緒にみりんと料理酒を入れるのがミソです。
豚バラを上に乗っけるのもジューシーになってよく、中には、タマネギやらネギをいれてキャベツで覆います。

。。

かいてて思う。

俺のブログ、

こんな趣旨でやってないのにって。笑

栗原はるみじゃないんだし(料理研究家)


でも、手元にある1週間の写真がこれっぽっちしかないから
仕方ないんだ、もう後戻りできない。

でも、付け足して言わせてください。
僕のブログは、旅ブログです。

−−−−−−−−−


先週は、1週間トモの友達がいっぺんに二人来たので、
リビングで寝る日が続いた。
人口密度は増して賑やかだった。
ただ、みんな寝るまで寝れないし
朝早い人と目覚めなければならず、
加えて朝は氷点下にちかいリビングルームは後半しんどかった。

布団も貸してるので、薄っぺらい毛布にくるまって一人サバイバル。

愚痴じゃないですよ!笑
記録です、記録。




以上のような生活臭たっぷりさせながら
僕は3月中頃までロンドン居ます。

一日中、マンガ読んだり、youtubeで日本のバラエティー見たり、
働かず、日に12時間以上寝ているフラットメイトもいて、、

愚痴じゃないですよ!!!笑

T君はマイペースなんです笑

こんな気ままな空間がすごく居心地よく感じるもんなんです。



そうそう、僕の旅のテーマでもある
人との出会い、「縁」を久しぶりに感じさせるアツい再会がありました。

学校に行って、クラスメイトと友達になる形の「出会い」
ではなく、
なにか、こう、会うべき人と出会うべく「時」に出会えたというか、
少なくとも今の僕の環境には乏しい
刺激をもった人間との再会。


白○くん。

彼との出会いは、高校時代にさかのぼるが
一緒だったのは1年のときだけで
そのあとは、お互い別々の道へ。

大学は学部も違ったし
キャンパスでは一度も会わなかった。

だから言ってしまえば、
まともに二人で酒を酌み交わすのは初めて。

それが日本の裏側で8年ぶり(?)の再会!

ぎこちない会話や、無駄に思い出話にひたることもなく
ただひたすらにお互いが歩んできた道とその展望について
語り合う。
彼は早稲田の建築の院生で現在、スペインで建築の研究をしているそうです。
前回僕が批判した、市庁舎の作りや、
ロンドンの建物の、デザインの方向性をわかりやすく解説してくれたりと
非常に勉強になった。

また彼は「建築」という視点で世界をとらえるも
この日の一番熱が入った、僕らの世代の未来についての
ビジョンは多々重なるところがあった。

それは、この時代に生まれた、日本人としての生のあり方、世界との関わり方
そのための、アプローチなどなど。
右でもなければ、愛国心をとくつもりもない。
そもそも僕は、「個人」として世界を見ているので
「日本人として」という生き方は志さない。
でも結果として、そこに行き着くのは間違いじゃないし、嫌いじゃない。

やっぱり、内にいようが外にいようが
「日本人」という枠は外れない訳で。

外に居るもの同士が、抱く世界からみた日本
求められるであろうものを共有できたのがすごくうれしかった。

キーワードは、教育とコトバ。

もう書き疲れ、夜遅いので寝ます。
推敲せずの駄文、今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。
(たまにはお礼言っておくゼ!ホントこんなしょーないブログ気にしてくれて
心の底からありがとう!)


また適当にアップさせてもらうんで暖かく見守ってください!

でわでわ〜








2009年2月3日火曜日

Daily Photos 〜ロンドンの天気、大雪〜

2月2日、早朝。



昨晩から降り始めた雪は
見事に街を銀色世界に染め上げた。

街が奏でる生活の活気といった
音、すべてを
吸い込みながら
その行為を楽しむかのように

雪は、シンシンと降り積もっている。

「う、美しい。」

わたしは、思わずそうつぶやいた。

そして
熱い、コーヒーを口に運ぶ。
やっぱり、朝一番に口にするのは
ネスカフェ、ゴールドブレンドに限る。

もちろん、ミルクや砂糖といった
所謂、お子ちゃまが使う
小細工なんて無しで、

男なら、がっつり、ブラックだ。

がっつり、ブラックだ。

ブラックだ。

そしてわたしは、
リビングから眺める、
自然が創りした、この芸術を
つかの間、うっとりとしながら鑑賞した。

そして私は、また、
つぶやいた。

こう、つぶやいた。


「っはぁ!寒いよぉ〜、マジ寒い!
いやっ、ないっしょっ、この天気!
やだよぉ〜やだよぉ〜

いいきーーたくーないーーよーー

学校いーきーたくなーいよーーーっ!!!(切実)


いでよ太陽、
願いを叶えたまえぇぇえ!!」


雪は、私の切なる叫び(ハイテンション)を
いとも簡単に吸い込んだ。

15分後、、、

「い、いってきます」(泣)

私は家に閉じこもるであろう、
仲間に別れを告げて
白銀世界へと飛び出した。

【本当、こんな天気の一日は、家でゆっくり、Tea Time、読書、
インターネットといった、趣味の時間にひたっていたいのだけど
僕は行かねばならない。寒くて、辛いが

授業料が勿体ないからな!!
一日一日、大切に過ごさなきゃな!】

ネスカフェゴールドブレンドスポット、久しぶりの認定。
グルジア、カズベキ山以来の、2カ所目。
あのときも、山の上は雪だらけだったっけ。
靴下はもちろん2枚重ね、
寒さ対策は、万全だ。

おまえ、なんか、なまいきだ

でも、楽しそうだナ。
センターにある学校に到着。

入り口のドアに見慣れない張り紙がある。
そこには
こう書かれていた。

こう、書かれてしまっていた。

「all classes canceled]

流し見するヤカラもいるであろうから
もう一度、言おう。




「all classes canceled」

横文字苦手な人のために
もう一度、日本語で。


キュウコウダ!


そう、そのまさかだ!

休講だっ!!!!

わたしの、隣ではトルコ人が
「せっかく来たのに!
何故だ、何故だ!」
とスタッフにわめき散らす。

ちっ!浅はかだったゼ!
小学校のとき、連絡網があったように
はたまた、職員室に電話したときのように

どうして、家を出る前に確認をしとかなかったんだ!

せっかく、重い腰あげて出たのに!
俺、ばかばかばかーー!!


ふふふん
ま、いっか。


気持ち切り替えて散歩しよー☆
てことで、粘るトルコ人に別れを告げ、
わたしは再び街に繰り出した。


もう、何度も通って見慣れた
観光名所、町並みも

降り続ける雪のおかげで、
いつもと違う顔を見せてくれる。

わたしは、手にしたカメラのシャッターを
夢中で切った。

吐く息は、白く、
寒さがほほを切り裂くようだが、
体の奥底から
わき上がる、この気持ちはナンダ!

便意か?
便意なのか?

いやいや、パッションだ!

なんか、もう、楽しくなっちゃった。

はいはーい、そこのお二人写真撮りますよーー
はい、チーーズっ!
カシャッ。

無邪気になった、わたしはまさに
無敵で、
人の笑顔を
そして、この天候をも
操っているかのような錯覚に見舞われる。

すまん、それは言い過ぎだ。
傲慢だ。

これがセントポール大聖堂。


セントポール大聖堂からテートモダン美術館へ。
ジョギングコースである
このミレニアムブリッジで
思わず、観光客とカメラ交換。

わたしは、ウキウキだ。
アムステルダムの時の写真は霧で
ロンドンは雪で、世界が霞んだ。

左すみにうつる
卵形の建物は
スターウォーズのキャラR−Ⅱ
ではなく
ただの市庁舎だ。

市民の窓口が、暖房、光熱費の無駄垂れ流し。

デザインと環境のバランスが取れていない。
あなたは、自分の力と、抱える雪のバランスがとれていない。

そんなこんなで歩き続け、とうとうロンドンブリッジだ。

pubの看板をとっただけだ、
インベーダー。
ちなみに、これは、ロンドン市内にいくつか似たような
デザインで散りばめられてるそう。
帰国までに是非とも数を増やしたい。
記念すべき、一個目。
アートだ。
おまえは、寒いのにやせ我慢し過ぎだ。

オシャレ鏡だ。
ガイコツのサンタさんだ!
と思ったんだ。
俺の姉ちゃん、絵美子だけど。
こっからは、雪だるまシリーズだ。
ミレニアムブリッジの手すりに誕生した
あなたは、場所選びが秀逸!
中央揃え不細工だけど、でかさは、努力したで賞。
頭と体が、くっつく瞬間は、そこに居た
男ども、みんな手伝ってたよな。

だから、わたしも手伝った。
手袋ないから
両手ムチャクチャかじかんだ。
スノーマンのようで、完成度高いから高得点だ。
季節外れの、麦わらは、
家からよく持ってきたで賞!だ!
今日の一番、およそ12センチ。

でかさじゃない、
立地じゃない、
持ち込んだ材料でもない。


込めるものは、そう

愛なんだ、
彼はやさしくわたしに語りかけていた。


およそ2時間半、雪世界の放浪を終え、
わたしは、家にたどり着いた。

内からこみ上げるものは
便意でもなく
パッションでもなく
尿意だった。

寒さで、指むくんで、力が入らず、
ズボンのボタンがあけられなかった。

トモ君にあけてもらった。




ゲイではない。
性癖でもない。

トモとわたしの友情だ。

誰に弁解するでもなくわたしは
トイレへと駆け込む。

以上、今日の報告。


寒さと尿意で
後半、泣きべそだった、僕の一日。

でも、悪くない一日。

*ちなみに、6年ぶりらしいこの大雪は今晩も続くそう。
天気予報では金曜まで、雪マークが出ていたりと
長期戦な感じ。

今日の、ロンドンの町並みは
ロンドンといったらのアノ「赤いバス」全部運休、
電車もとまったり、会社や店も休みだったり、
早くしまったりと、
これからロンドン来る人たちには、あまり楽しそうでない情報を
お伝えしておきます。

でも、それはそれで楽しいとおもいまーす。(自分本位)

んじゃまたー