インドにいたときは、暑い、臭い、うるさいの3拍子もよりも
安宿、寝台列車で寝るときにやられる、
ダニ、南京虫、アリ
などに悩まされていた。
ここドイツでもひとつの問題に直面している。
それは太陽の不在だ。
もちろん正確にいえば太陽はちゃんと在るんだけど
そう思わせるようなぶ暑い雲が空を覆いつくす
曇天が多い。
これまで太陽がまぶしい土地ばかりいたせいか
この変化には精神的にまいってる。
朝、目が覚めるとシトシト雨が降るか
曇っていることがほとんど。
だから、太陽が出てるときはほんとうれしい。
そんな日の目覚めは太陽の光を全身に浴びて
日光浴をするのが朝の日課になった。
ムスリムがメッカにお祈りするように
僕も太陽に向かって自然と感謝して、
「おはよう、太陽、ありがとう」
とか一人で言っちゃったりしてる。
日照時間の短いドイツでは日が昇るのは遅く、
完全に日が昇るのは朝の8時前後。
だから早起きをすることなく
手軽に朝日を楽しめるは逆に助かってます。
一日中寒いこの季節に苦労は多いけど
木々の変化を楽しんだり、
太陽がただ在ることを
ありがたく思ったり、
出来るのは、
日本じゃ気づけなかったこと。
インドじゃ、感じられなかったこと。
そう考えれば冬のヨーロッパも楽しくみえてくる。
ではなく
朝日なんです。
ゆっくりと赤が滲み